7月末日に卒業を控えた當銘菜々(燃えこれ学園)の”燃えこれ学園愛”を詰め込んだ、當銘菜々らしい笑顔に包まれた生誕&卒業公演。

燃えこれ学園が月2回、有観客で行なっている「ライブ配信」。7月18日(火)に新宿Key Studioで行ったのが、「當銘菜々生誕&卒業公演」公演。7月31日(月)に「なぁな最後のわがまま公演」も控えているが、7月いっぱいで卒業をする當銘菜々にとってこの日が、燃えこれ学園のメンバーとしての最後の生誕祭であり、卒業公演になる。

  2014年4月に(当時は)萌えこれ学園の第1期生として加入。あれから9年以上の歳月を當銘菜々は燃えこれ学園と共に歩み続けてきた。この日は生誕祭ということで、みずから選曲も担当。ライブは、當銘菜々の担当カラーである緑色の光がフロア中に揺れる景色へ誘われるように、メンバー一人一人が舞台へ駆けだす形で幕を開けた。先頭を切って當銘菜々が登場していたところも、生誕祭らしさ?!

 「最高の1日にしようね、せーのピース!!」と、メンバーみんながピースサインをしたのを合図に、ライブは、夏の季節が似合う『Peeeace!!!』からスタート。笑顔がトレードマークの當銘菜々らしく、本人も、メンバーみんなも眩しい笑顔で、「君と目があえばドキドキ♡ ときめきのリズム♪」と、騒ぐ気持ちを思いきり歌声やパフォーマンスにぶつけていた。この日のライブは、まるで當銘菜々自身の心模様を、そのまま体現するような内容だ。冒頭から、気持ちがウキウキとはしゃぎだす。

 続く『Shiny Dream』が,この日は,新しい道へ踏み出す當銘菜々自身の今の気持ちを描いた歌として伝わってきた。「きっと描いた君になれる」や「今踏み出すよ この先へ」と、元気いっぱいに歌う姿を見ていると、一緒に気持ちが前を向ける。やはり當銘菜々には、悲しい顔よりも笑顔が似合う。

 「ときめき 止まらない」と歌う『ミラクる☆妄想がーる』では、メンバーみんながかわいい乙女色に心を染め上げていた。この日のライブが始まったときから、そう。ずっとドキドキが止まらない。天真爛漫な女の子が、夏の始まりの季節に夢や思いを馳せながらはしゃぐ、その姿が、ひと際眩しく見えていた。今回は卒業公演とも銘打っているが、當銘菜々の生誕祭でもある。彼女自身が生まれた喜びと、アイドルとして育ち続けてきた幸せを思いきり爆発できる楽曲を、彼女は序盤に並べてきた。この日のメンバーも、気持ちは當銘菜々の生誕祭をお祝いするモード。みんな笑顔なのが嬉しい。

  仲川つむぎの凛々しい歌声を合図にスタート。次のブロックでは、力強い楽曲たちを披露。『again』では、全員が熱情した思いを歌声やパフォーマンスにぶつけていた。一人一人が曲の世界へみずからを染め上げて歌う姿が、とても凛々しく見えていた。『夢幻華』でもメンバーたちは、切ない中にも強い意志を持った乙女に心を染め上げ、思いを吐き出すように歌い続ける。

  ふたたび、舞台の上に眩しい夏の陽射しが降り注ぐ。彼女たちは「もっともっと君を知りたい」と『恋の魔法』を歌っていた。この曲は、片思いの女の子の心模様を歌にしている。でもこの日は、彼女たちの「僕だけ見てて」とかける思いの魔法によって、みんながメンバーたちの虜になり、熱い視線を向けていた。出来ることならずっとこのメンバーの燃えこれ学園の姿を見ていたい。でも…。

  ここからは、當銘菜々の生誕祭コーナーへ。最初にみんなで届けたのが、『お誕生日おめでとう』。ひまわりをいくつもあしらったドレスに着替えた當銘菜々を囲み、たくさんの笑顔の花を咲かせ、みんなで主役をお祝い。間奏では、山田みつきが當銘菜々に「本当に尊敬しているし、めちゃくちゃ大好きです」と照れながら告白する場面も登場。この曲では、いつもメンバーの眩しい笑顔を味わえるが、この日のみんなは、ひと際眩しい笑顔を見せれば、當銘菜々がメンバーみんなをなでなでしてゆくなど、本当に信頼しあった関係を見せていた。

  ここからは、當銘菜々のソロパートへ。最初に歌ったのが『なないろスマイル』。背景には、MVも投影。何年経とうと、触れた人たちをニヤニヤさせる笑顔の魔法は何も変わらない。むしろパワーアップし、その笑顔でたくさんの人たちを虜にすれば、今も虜にし続けている。最後に口にした「みんなのことが大好きだよ」の言葉に、場内中から「俺もー」と熱い言葉が飛び交っていた。

  ここで、當銘菜々が書いてきた手紙を読み出した。それが、以下に要約した形になる。

  「7月31日で燃えこれ学園の卒業、芸能界の引退を発表してからの半年、ありがたいことに目まぐるしい毎日で、あっと言う間に今日が来てしまいました。2014年アイドルになる最後と決めて、萌えこれ学園のオーディションを受けました。この9年間、嬉しいこと、楽しいこともたくさん。つらいことも、苦しいこともいっぱいありました。 それでもなぁなが前を向いて進んでこれたのは、出会ってくれたみんながいてくれて、大好きな燃えこれ学園の楽曲があったからです。

  ライブを観て出会ってくれた方、フライヤー配りで出会ってくれた方、配信で出会ってくれた方、「踊ってみた」で出会ってくれた方、「シャンメリー噴射」の動画を観て出会ってくれた方、なぁなから急にtwitterのフォローが来て出会ってくれた方、一人一人がなぁなの自信になりました。

  「アイドルになりたい」だけが夢だった私に、燃えこれ学園で叶えたい夢がたくさん出来ました。みんなと夢に向かって進むことがこんなにも楽しくって、苦しくって、幸せなんだって気付けたのは、燃えこれ学園だったからです。

  なぁなは、みんなことを笑顔にしたいと思ってずっと活動をしてきました。卒業を発表してからの半年、今まで以上に、みんなからたくさんの愛を受け取りました。そして、なぁなの存在で笑顔になっている人がこんなにもいるんだって気づきました。なぁなをアイドルにしてくれたのは、みんなです。こんなにも恵まれた環境にいるなぁなは世界一幸せものです。一人一人、みんなのことが、世界中の誰よりも大好きです。9年間本当にありがとうございました。

  卒業しても、みんなと過ごした宝物の日々、なぁなの歌はずっとあります。みんなの心にも、なぁなの心にも、いつでも思い出して、上を向いてほしいです。なぁなもこの先、どんな人生が待っているか、正直わかりません。でも、燃えこれ学園で学んだことを生かして、一歩一歩人生を歩んでいけるように頑張ります」

  「出会ってくれた一人一人がいてくれたから出来たこの曲を聴いてください」の言葉に続いて歌ったのが、ソロ曲の『虹色☆Dreamer』。最初から當銘菜々の歌声は、どこか涙ぐんでいたようにも思えていた。当初こそ、いつものように「君に会いたいよ 君が恋しいよ  君の側に飛んでいきたいよ」と歌いながら元気に飛び跳ねていた彼女だが、「君と約束したあの場所まで 泣かないと決めたんだ」と歌い終えたとたん、気持ちが急に高ぶりだし、涙声に。彼女は、その涙を振りきるように、「こんなに君のこと大好きなんだ」と力強く歌っていた。「君に会いたいよ 君が恋しいよ  君の側に飛んでいきたいよ」の言葉が、大好きな君(ファン)へ向けた、當銘菜々からの最上級の告白にも思えていた。フロア中が、當銘菜々カラーの緑色のペンライトの揺れる輝きに染まっていた。「大好きな君と ずっと一緒だよ」の言葉に、フロア中の人たちが熱い思い(口上)をぶつけていた。

  初めて當銘菜々がセンターポジションに立ち、ここから自分が燃えこれ学園を引っ張っていく気持ちになれば、重圧に押しつぶされそうにもなった曲が、『明日へ』だった。この曲を、2020年終わりに、燃えこれ学園の未来のためにとセンターポジションを後輩の三浦千鶴にバトンタッチ。その思いを語ったうえで、後半のブロックは、『明日へ』からスタート。歌いだしを担った三浦千鶴はすでに涙声だ。でも、その後に続くメンバーたちがふたたび笑顔を取り戻し、旅立つ當銘菜々のためにと力強く歌っていた。そのチームワークこそが、燃えこれ学園らしさ。「開いた地図 君だけのストーリー」「見たことない景色描いていこう」の言葉が、この日は、當銘菜々へのエールにも聞こえていた。

  當銘菜々が歌いだしを担った『タイムレシーバー』で、彼女たちは「届いて」と叫んでいた。當銘菜々が、他のメンバーたちが歌い上げた「届いて」の言葉に込めた思い。この日のライブに触れていた人たちの心には、どんな思いを詰め込んだ言葉として響いていただろうか。

  ここで當銘菜々が、メンバー一人一人へ向けた手紙を読み出した。

  「なりーちゃん、1年目の赤坂BLITZで発表された推しメン投票同率1位が、私たちの始まりでした。大切で大好きだけど、負けたくない。そんななりーちゃんがいたから、なぁなは今日まで走ってこれました。最高のライバルでいてくれて本当にありがとう。

  ちっさ、走り出すとき、いつも側にいてくれたちっさ、空回りするときも一緒だったね。目標を口に出して、それに向かって突き進むちっさは、本当に格好いいです。ちっさとたくさん夢の話をして頑張ろうとなれる、あの時間、なぁなはすごく大好きでした。

  蒼音ちゃん、最後まで「卒業はドッキリだ」と信じず、笑顔をくれてありがとう。相談に乗ってくれて、相談してくれてありがとう。みんなこと大好きで、いつだって優しい蒼音ちゃんはツッコミどころ満載だったけど、なぁなのお姉ちゃんでした。

  つむちゃん、自分で決めたことを、どんな体調が良くなくてもやりきるつむの根性は、本当にすごいよ。みんなのために、誰かのためにっていつも動いてくれていること知っています。難病との戦いは想像できないくらい大変だと思うけど、そんなつむにたくさん勇気をもらってます。みんなを頼って、これからも夢叶えていってね。

  ちーちゃん、『明日へ』の歌いだしをちーに受け継いだときは、すごく心配でした。でも、ゆっくりだけど、確実に成長していく姿が嬉しかったです。フライヤー1枚配るのにもびびっていたちーちゃん、ほんとに強くなったね。これからの燃えこれ学園、”ちーかわいい”を極めて引っ張っていってね。

  のあ、のあは本当に燃えこれ学園が大好きなんだなってすごく思います。なかなか結果が出なくて悩むことも多いと思うけど、燃えこれ学園が大好きな気持ち、忘れないでいてほしい。のあが作ってくれた衣装も、特別発注したリボンも、ぜんぶ宝物です。空気を読むのは苦手だと思うけど、その明るさにみんな助けられてるし、なぁなもその一人です。

  悠加、悠加はすぐ強がるし、すぐ嘘つくし、すぐ距離を空けだすし。でも、どこかなぁなと似ていて、ほっておけない存在でした。いっぱい面倒を見たからこそ、特別、悠加のこと大好きです。みんなをもっと信じて、みんなと夢を叶えていってね。

  みつき、燃えこれ学園を選んでくれてありがとう。今、みつきに向けられている期待にプレッシャーで押しつぶされそうになるときもあるかも知れないけど。みつきと一緒にいるときに感じる輝きは本物です。練習するたびにたくさんのことを吸収していく姿、本当に嬉しかったよ。みつきらしく、一歩一歩進んでいけば大丈夫。まわりには心強い先輩がたくさんいるし、なぁなも見守っています、頑張れ!!

  最後に、はるさん。出会った当初から泣き虫で、弱虫で、びびりで、わがままで、そんななぁなの手を離さずにいてくれて、向き合ってくれて、本当にありがとうございました。ここ数年、頼らないようにしようとして、はるさんが「寂しいな」と感じていたことも知っています。 あの日の深夜、何もかも投げ出そうとした私を抱きしめてくれたから、今、私はここにいれて幸せです。どんなときも一番の味方でいてくれてありがとうございました」

  「なぁなは燃えこれ学園が大好きです。最高の仲間に出会えて幸せです。出会ってくれたみんなへ」の言葉を合図に、メンバーや支えてくれるスタッフの人たちへ。そして、応援してくれる広報委員(ファン)へ向けての「ありがとう」の気持ちを込めて、ピアノ演奏を背景に、10人が横一列に並び『ありがとうのうた』を歌いだした。「こんな私に手を差しのべてくれたのに迷惑ばかりかけてごめんなさい」と1期生の當銘菜々・成田麻穂・佐々木千咲子の3人で歌えば、「いつも大きな背中で導いてくれる」と、後輩の仲川つむぎ・高未悠加・山田みつきが當銘菜々に歌いかける場面も登場。「あなたがいたから今のわたしかいる あの日の言葉が途切れそうな心繫いでく」と10人で歌う姿が、見ている側の胸を打つ。ほんと、歌詞の一節ではないが「出会ってくれてありがとう」という言葉を、燃えこれ学園のみんなに送りたい。美しいハーモニーを描きながら、當銘菜々を中心にみんなで寄り添い、思いを込めて歌っていた姿が胸を打つ。落ちサビで「あなたがいたから今のわたしがいる あの日の言葉が途切れそうな心繫いでく」と歌う當銘菜々の声が、彼女の歌を支える9人の声が、胸を潤した。最後に當銘菜々の口にした「なぁなと出会ってくれて本当にありがとうございました」の言葉、そっくりそのまま當銘菜々に、燃えこれ学園のメンバーみんなへ送りたい。

  どんなときも、気持ちを新たにすれば、そこから新しいスタートを切れる。その気持ちを胸に、彼女たちは『Re-START』を歌っていた。いつのまにかみんな涙声だ。でも、この日の主役に似合うのが、キラキラの笑顔だとわかっているからこそ、必死に涙を飲み込んで彼女たちは歌っていた。

  最後に當銘菜々が選んだのが、燃えこれ学園の始まりの歌『すき!すき!好き!!』。みんな笑顔だ。「先生に怒られそうだから」の歌詞に合わせ、はる先生に怒られるお馴染みの場面では、當銘菜々がいろんなメンバーたちから怒られるシチュエーションも登場。彼女たちが「好き!」と歌うごとに、改めて、彼女たちと繋がっていることに喜びを覚えていた。曲中、當銘菜々が「燃えこれ学園に出会えて、ここでアイドルになれて本当に嬉しいです。みんな大好きー」と叫んでいた言葉が、ずっと胸の中に反響し続けていた。

  すべて歌い終えたあとに、「たくさんの笑顔とたくさんの感動の涙を学園に与えてくれたことを讃え、その功績と現役卒業をここに証します」と熊野はるが読み上げる形で卒業証書を授与。さらに、ひまわりの花束を當銘菜々にプレゼント。「言いたくないけど、卒業おめでとう」の熊野はるの言葉にも、當銘菜々への愛が滲み出ていた。

   最後に、みんなで『校歌』を斉唱。次は、7月31日(月)に「なぁな最後のわがまま公演」。この日が、本当に當銘菜々と過ごす最後の日になる。ぜひ、燃えこれ学園から旅立つ當銘菜々の姿を、瞼に焼き付けてもらいたい。

PHOTO:平島理

TEXT:長澤智典

【定期公演(配信ライブあり)スケジュール】

7月31日(月)「なぁな最後のわがまま公演」(初台DROOS)

8月15日(火) (新宿KeyStudio)

その他のライブについてはこちらをご覧下さい

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ヴィレッジヴァンガード発のショッピングプラットフォームvoonにてグッズ販売中。

ピンバッジ、缶バッジ、スマホキーリング、うちわの4点が出品

グッズ購入はこちら

CD情報

New single「Peeeace!!!」1000円

*限定全員サイン入り、限定個人ジャケットあり!

 『オルゴール』 1000円

「オルゴール」MV

『Re-START』   1000円

*2000人の方へ「Re-START」CDお届け企画達成!

「Re-START」MV

New!ソロSingle  1000円

「Happy♡Merry-go-round」(成田麻穂)

「虹色☆Dreamer」 (當銘菜々)

「Starry Sign」(佐々木千咲子)

「みらくる☆まじかる☆わんだーらんど」(高未悠加)

各種CDは、購買部よりお買い求め下さい。

TV/RADIO情報

・毎週月曜日 24:30〜放送中!

『クイーン オブ アイドル’s』

テレビ局:テレビ埼玉

熊野はるがスペシャルゲストとして出演中!

公式チャンネルでもご覧いただけます!

・毎週火曜日 25:00〜放送中!

『燃えこれ学園なぁなり〜ラジオ』

放送局:FM那覇(78.0Mhz)

パーソナリティ:成田、當銘

※ラジオはアプリListenRadio等で、全国でもお聴きいただけます!

・毎月第3日曜日 20:00〜放送中!

『きらすま☆plus』

放送局:敦賀FM(77.9Mhz)

*はるトーク

パーソナリティ:熊野

*ちっさ、つむつむの懐メロ思い出がいっぱい

パーソナリティ:佐々木、仲川

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セットリスト

『Peeeace!!!』

『Shiny Dream』

『ミラクる☆妄想がーる』

MC

『again』

『夢幻華』

『恋の魔法』

MC

『お誕生日おめでとう』

『なないろスマイル』(當銘菜々)

手紙

『虹色☆Dreamer』(當銘菜々)

MC

『明日へ』

『タイムレシーバー』

MC

『ありがとうのうた』

『Re-START』

『すき!すき!好き!!』

MC

『校歌』